BBS0jriCQAEYvNP.jpg-large古物商というと「いい仕事してますねぇ」の某鑑定団番組が浮かぶ私ですが、ネットショップを考えてる人には親しみのある言葉かもしれません。

古物商は資格といっても、勉強してとるものではなく、必要書類を書いてお金を払って得る資格です。

なので一般的には誰でも取れます。

なんで古物商を取ろうと思ったかというと、ネットショップで販売している物の範囲が増えたらいいなーとか、これ取っておけば一生物?なんて安易な考えでした。(ただし19000円は最低でもかかるし、時間もかかるので安い買い物ではありません;;)

古物商の免許を持っているとアンティークなどの骨董品、中古品を扱えるというメリットがありますが、個人の方はyahooオークションなど免許なしでも売買出来る場がありますので、商売として手広くやっていくわけではない方にはあまりメリットはないかもしれません。

今回「個人で、営業所が特に無く、ホームページで取引を考えている人に向けて」古物商申請した方法を書いていきたいと思います。

必要書類

  • 住民票(役所で、本籍地入りのものを発行してもらう。1部)
  • 身分証明書(本籍地のある役所で発行してもらう。1部)
  • 登記されていないことの証明書(東京法務局で発行郵送してもらう。1部。大体一週間ほどかかる。300円の収入印紙代+切手往復分)
  • 略歴書・誓約書・その他一式(警察署に行って「古物商の申請書類一式ください」)
  • ホームページをやっている証明書(レンタルカートを借りてるところでユーザー証明書を発行郵送してもらう。大体三週間ほどかかる)

ざっとこんな感じです。
一番最初にホームページでの古物取引を考えてる人は、ホームページを借りてるところがあればそこにユーザー証明書を発行してもらう手続きをしたほうがいいです。一番時間がかかりますので。

ちなみに私が借りていたレンタルカートサイトはカラーミーショップというところで、そこでは三週間前後かかるとのことでした。
どれくらい書類取り寄せに時間がかかるかは各レンタルサーバー会社によって違うと思いますので、事前に確認をしてくださいネ。

※whois検索やドメイン検索の印刷を持って行っても、レンタルカートの場合ではそこに自分の表記があるわけではなくレンタルカート会社の情報が掲載されているだけなので、きちんとした書類としては通りません。

次に時間がかかるのが「登記されていないことの証明書」です。

郵送の場合は東京法務局のみの取り扱いなので、こちらから東京法務局へ書類を郵送し、東京法務局から自宅へ必要書類が戻ってくるのに大体一週間みておいたほうがいいでしょう。

登記されていないことの証明書の申請方法
http://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/static/i_no_02.html

身分証明書に関しては本籍地の役所で発行してもらわないといけないので、もしお住まいの役所が本籍地と違う場合はわりと時間がかかります。
私は隣の市が本籍地だったのでわざわざ戻って発行してもらった経緯があり、手間がかかったなぁという印象です。
ちなみに身分証明書=免許証や保険証とは違いますからネ(笑)

住民票は本籍が記載されたものでないといけないので注意してください。

書類提出の際は2部提出となっていますので、発行された書類をコピーすれば問題ありません。
例)住民票2部発行してもらうとお金がかかりますよね?
住民票は1部だしてもらって、それをコピーして合計2部にすれば問題ないということです。

また略歴書や誓約書等は各警察署によって微妙に形式が違いますので、ネット上のものを印刷するよりかは、お住まいの地域の警察署の古物担当の方に「古物商の申請を初めてするのですが、必要書類を一式ください」とお願いしたほうが間違いがありません。

個人の方の場合、古物商で申請書類に押す印鑑は認印(印鑑登録してない印鑑・シャチハタでない印鑑)で問題ありません。

書類一式がそろいましたら、手数料の19000円を持っていざ警察署へ!

(ちなみにお昼時11:30〜13:30は担当の方がいない場合がありますのでご注意を〜。お役所ですもんね)

警察署の方に言われてoh!と思ったのが19000円をそのまま現金で渡したら「証紙にしてくれ」と言われました。

証紙?
なんじゃそりゃ?と思ってたんですけど、収入印紙の都道府県版みたいなものだったようで、すぐ近くに県証紙売り場があったのですぐに購入し持って行くことが出来ました。

警察署といえば自動車免許の更新時に証紙を取り扱っている場所が併設されてるはずなので、遠くて買いにいけないということもないので多分問題ないでしょう。

ちなみに私はホームページのユーザー証明書が3週間取得にかかるのをちょっとした方法で縮める事が出来ました。

それについてはまた次回詳しく書きたいと思います。

警視庁 古物商許可申請について
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetuzuki/kobutu/kyoka.htm